実務必携 投資信託業務のすべて

実務必携 投資信託業務のすべて

定価:3,300円(税込)

編・著者名:浜田 好浩[著]

発行日:2022年11月22日

判型・体裁・ページ数:A5・上製・292ページ

ISBNコード:978-4-322-14166-5

書籍紹介

◆投資信託に関する必須の業務知識を、具体的かつわかりやすく解説。

◆投資信託の流行がまるわかり!販売会社の金融機関職員にも役立つ知識が盛りだくさん。

◆「投資信託の未来予想図」として日本の資産運用業界の潮流も展望する。

投信を知り尽くしたスペシャリストが贈る

待望の投信ビジネス総合解説書

主要目次

第1章 日本の投資信託の基礎知識

1 世界の投資信託vs.日本の投資信託

2 日本の投資信託の全体像

3 投資信託の種類と分類

4 投信の取引の実際(購入、換金、償還、税務)

5 投信に係るコスト

6 投資信託の関係者(インベストメントチェーン)

7 運用の外部委託

第2章 投資信託に関する法令・制度・ルール

1 投信に関するルールの全体像

2 特定資産と有価証券

3 公募と私募

4 分配金に関するルール

5 ファンドの希薄化と信託財産留保額

6 ファンド名称と商品性に対する法的保護(商標と特許)

7 ファミリーファンドとファンド・オブ・ファンズ

8 複雑な投信

9 外国投信(外国籍投信)

第3章 投資信託の良しあしの見分け方

1 商品性は目論見書で把握

2 運用成果は運用報告書よりも月次報告書で把握

3 運用戦略の種類と目標

4 運用実績(トラックレコード)の見方

第4章 ヒット商品の栄枯盛衰

1 ヒット商品とは

2 資産別パフォーマンスと資金流出入動向

3 過去のヒット商品の系譜

4 毎月分配型投信

5 毎月分配型外国債券ブーム

6 毎月分配型高配当株式ファンドブーム

7 通貨選択型投信ブーム

8 カバードコール型投信ブーム

9 リスク限定型投信ブーム

10 新興国株式ファンド

11 ESG関連ファンド

12 ご当地ファンド

13 オルタナティブ投資型投信

14 フロア確保型ファンドと元本確保型ファンド

15 テーマ型ファンド

16 目標払出し型と予想分配金提示型投信

17 ファンドラップとラップ型ファンド

第5章 今後のファンドビジネスをめぐる動き

1 運用エンジンをめぐる三つ巴の戦い

2 パッシブトレンドと運用会社の合従連衡

3 拡大するETF

4 ファンドラップとロボアドバイザー

5 投信販売チャネルと投資家の多様化

6 保険と投信の融合

7 投信ビジネスの未来

著者紹介(執筆当時)

浜田 好浩(はまだ よしひろ)

三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 理事

日本証券アナリスト協会検定会員

九州大学法学部卒業、株式会社日本興業銀行(現みずほ銀行)入行、同行の投信業務進出のための新会社として1994年に日本興業投信株式会社(現アセットマネジメントOne株式会社)設立を企画。

同社合併により発足した興銀第一ライフ・アセットマネジメント株式会社(DIAMアセットマネジメント株式会社)にて、プロダクツ営業部長、商品企画営業部長、商品企画部長、営業戦略企画部長を歴任。合併に伴い、アセットマネジメントOne株式会社にて、商品本部商品戦略企画グループ長兼商品戦略企画部長、投信営業本部シニアエクゼクティブなどを経て2022年10月より現職。

一貫して国内籍公募投信、私募投信および外国籍投信等さまざまな形態の投信の企画・立案を行うとともに、これら商品の販売会社や機関投資家への提案営業に携わる。この間開発した新商品は1,000本以上にのぼり、このなかには解禁直後のプロ私募投信第1号“ノーロード”を冠したローコストインデックスファンド、元本確保型投信(特許取得)などの本邦初となる多くの革新的商品群を含む。また、海外の運用会社、投資銀行、指数ベンダーとの幅広い人脈を通じて積極的に投信を共同開発、数多くの外部委託系商品を創出。さらにETF事業を新規に発足させる等、世界的トレンドをふまえた新分野ビジネス開拓等を行う。